千種と瑞陵 2008年7月15日号
久しく、千種高校の大学合格実績が公表されなかった。敬倫塾の本校から3年間に1人くらいの割合で、千種高校に進学する者がいた。彼らが、そのまま高等部に入ってくれたり、または、卒業後に塾に顔を見せてくれたりするので、ある程度の情報は手に入っていた。しかし、それを裏打ちするような具体的な資料はなかった。ところが、今年それが明らかになった。
千種高校に入学するためには、内申(3学期の通知表の評価合計)が41は必要と思われる。一方、瑞陵高校では38必要と思われる。このことから判断すると、千種高校の方が瑞陵に比べ難関校であり、人気があるようだ。では、具体的に大学合格実績を比較してみよう。
[1]京都大・大阪大・名古屋大の合格者の合計はほぼ同じである。
[2]地元の国公立大学の合格者は瑞陵が千種の1.35倍である。
[1]上掲における私立大学の合格者数はほぼ同じである。
[2]早稲田+慶応の合計合格者数 瑞陵12名 千種32名
[3]同志社+立命館の合計合格者数 瑞陵109名 千種144名
[4]名城+中京+愛知の合計合格者数 瑞陵223名 千種142名
以上の資料を分析して、次の2つのことが言えるのではないだろうか。
@ 地元の国公立大学の合格者数は 瑞陵 > 千種
A 難関私立大学の合格者数は 瑞陵 < 千種
敬倫塾塾長 加藤敬志
2008年7月15日号