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敬倫塾からの提言

西春高校から学ぶもの  2009年1月15日号

 名古屋市内にある公立高校生の多くが、部活動だけを楽しみにしています。定期考査や実力考査の直前しか勉強しない生徒の割合も多いようです。そのため、名古屋市近郊の都市には、名古屋の高校に進学しては駄目という風潮がますます強まっています。今回とりあげる「西春高校」もその一つです。
 かつては、内申(中学3年の学年末の成績評価)が35程度でも合格できました。その独特な指導方法により、名古屋大学、愛知教育大学、南山大学への合格実績がどんどん高くなり、昨今では、向陽・瑞陵以上の人気を得るようになっています。そのため、内申点は40を越えていても実力不足の人は合格できません。では、西春高校躍進の原動力は一体何でしょうか。交通の便が悪いため、当塾から西春高校に進学する者は少ないので、情報は豊かではありません。以下は、西春高校のホームページからの引用です。

【西春高校独特の学習指導】
 ・65分授業×5コマで質・量ともに充実
 ・基礎学力の向上を目指して行われる1・2年次の基礎・早朝テスト
 ・実力養成のための徹底した指導
 など、生徒のニーズに応じた、きめ細やかな学習指導が行われます。また、2年生・3年生では、各類型内で習熟度別の学級編成を行い、さらに数学や英語などでは、一部でスタディールーム授業も取り入れ、効果をあげています。

《基礎早朝テスト》
 基礎学力の定着と伸長を目指して、次のような小テストを早朝8時00分から15〜20分間の短い時間で実施しています。
(1年生)基礎テスト 英語・数学・国語  週2回 火・木曜日
(2年生)早朝テスト 英語・数学・国語  週2回 火・木曜日
《補習》
 本校では通常授業の他に次のような各種の補習を行っています。
(1年生)基礎事項の集中演習 [夏期補習]10日間  [冬期補習] 4日間
(2年生)基本事項の集中演習 [夏期補習]10日間 [冬・後期補習]12月〜2月
(3年生)入試を目指した実力演習 
     [前期補習]4月〜6月     [夏期補習・夏期特別補習]24日間
     [後期補習]9月〜11月    [直前補習]12月〜国公立二次試験直前
     小論文指導
     英語リスニング指導
     面接指導

 名古屋市内の公立高校に進学した人は、今の自分をよく見つめて下さい。3年間頑張った人には明るい将来が、部活で毎日ほとんど勉強しなかった人には当然の結果が訪れます。あなたは、自分自身をきちんと管理していると言えますか。
敬倫塾塾長 加藤敬志
2009年1月15日号