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敬倫塾 塾長からの提言 2017年1月15日号

朝日新聞の信頼関係 「折々のことば」と「天声人語」の執筆者

私は新聞を2誌とっています。朝日新聞と中日新聞です。どちらの新聞もたいていはタイトルだけ読み、興味が湧いたら、中の記事を読みます。朝日新聞の「天声人語」は大学入試にもよくとりあげられるのですが、このところずっと読んでいませんでした。久し振りに読みましたが、今日のものは同じ新聞で読者にいろいろなメッセージを送っている人達が、お互いを信頼し、かつ尊敬しているのだなあと思えるものでした。

【平成29年1月6日】「天声人語」

当欄からみると「折々のことば」は軒を接する隣家のよう。言葉の泉の豊かさに感心する毎日だが、さっそうと横書きで欧文を紹介されると嫉妬が頭をもたげる。「いつか紙面で」と書き留めた詩歌が先に使われると心はやはり湿る。まぶしくも気になる「折々のことば」を中高生が自作するコンテストに今年は2万7千人余が挑んだ。詳しくは本日の紙面に譲るが、当欄でも胸に響いた作品を紹介したい。まずは受験生に捧げる名言から。「Dは『だめ』のDじゃなくて『大丈夫』のDとよ」。福岡県の中3生が中学受験前、年長のいとこに言われた。志望校の合格判定は、(S)、A、B、C、DのD、D、D。いとこの言葉で「まだ間に合う」と思い直し、みごとに受かった。沖縄県の中2生が挙げたのは認知症の進む祖母の言葉だ。「脳では忘れるかも知れない。でも、心では絶対に忘れないよ」。孫の名も家への道も忘れる姿に「どうせ、私と過ごしたことも全部忘れるんでしょ」と言ってしまった時の返事という。「男は女を裏切るし、女は男を裏切るけれど、科学は私を裏切らない」。ドキッとする一言を選んだのは横浜市の中1生。科学の先生のそのまた先生の言葉である。男女の裏切りなど人生経験の少ない自分にはわからないが、この言葉は心に直球で届いたと説明する(後略)

…当塾生の中にも、直前までD判定だったのに、見事に難関大学に合格した生徒が何人かいます。…

「折々のことば」(1/6に掲載されたもの)

力は釣り合いが崩れると、弱い所へ弱い所へと集中しますからな。

西岡常一

飛鳥時代の建物が強靭なのは、「木のクセを読む、木の育った方位に使う」ことで、一つとして同じではない木を1つ1つ適材適所で使っているからと、奈良の宮大工は言う。木には強いのもあれば弱いのもある。割った形もそれぞれ違うし、右に左に曲がるクセもある。それを削ってまっすぐに見せるのはきれいかもしれないが後で必ず無理がくると。「木に学べ」から。

…どんないい指導であっても、その子の個性や現状に合っていないときは、よい結果が望めません。私達教師の仕事は単なる知識やテクニックを教えるだけではいけません。まず、ヤル気を吹き込むことです。それをうまく吹き込めれば、子供達の学力は信じられないほど向上していきます。…

皆様のご意見をお聞かせ下さい。

敬倫塾塾長 加藤敬志
2017年1月15日号

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