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愛知県は他の都道府県に比べ、中学卒業者の進学助成金の額が突出しています。しかし、私立中学では助成金がないため、学費はかなりの額です。学費というと、授業料がまず頭に浮かびますが、その額は、一ヶ月の学費の半分くらいと見た方がいいでしょう。今回の資料は、2010年度に文部科学省が出した資料を基にしていますので、現時点ではもう少し高額になっていると思って下さい。毎月の授業料を公表している中学校は結構増えてきましたが、その他の費用についてはよくわかりません。今回はそれを報告しようと思います。ところで、年間授業料は、最高額は年額1,298,000円で、平均は410,000円です。名古屋及びその近郊の授業料は約418,000円ですから、丁度全国平均といってよいでしょうか。また、入学金もほとんどのところが、200,000円程度で、どちらかというと低めです。
@授業料 | 418,000円 |
A遠足等 | 70,000円 |
B生徒会費等 | 11,000円 |
CPTA会費 | 13,000円 |
D教科書代等 | 12,000円 |
E学用品・実習費等 | 90,000円 |
F施設費等 | 150,000円 |
合計 | 764,000円 |
私立中学に入学できたときは嬉しかったけれど、学校の授業が難しすぎるとか、テストはどれもこれも良い点がとれないという人はたくさんいます。私立中学の授業は、一定以上の学力のある人達を集めてスタートするので、公立小学校時代とは比べようもないくらいレベルの高いものです。私立中学受験のために学習してきた頃を思い浮かべて下さい。合格したいため、毎日頑張ってきたはずです。その頑張ってきた姿勢を、入学後も続けなくてはなりません。でも、すべての教科を勉強するのは大変です。どこの私立中学も、公立中学と比べようもない高いレベルの教科書を使っています。予習・復習をしっかりしないと、すぐにわからないことがいっぱいになってしまいます。
私は、英語と数学の2教科だけ、毎日コツコツ勉強することを勧めます。自宅で計画的に学習できる人はいっぱいいると思いますが、私は個別指導塾の利用を勧めます。公立中学生の多くが通う集団指導塾が指導するレベルをはるかに超えた内容を学習しなければならないからです。学校の授業がわからなくなってしまってから塾に通うようだと、週に4時間ではなかなか難しいので、入学を機会に通うことを勧めます。こうして勉強すると、試験直前の1〜2週間前には、他教科の勉強をすることができます。一番悪いのは、試験直前や試験期間中に英語と数学の勉強に時間をとられることです。レベルが高いし、進度が速いので、少しでも不安になったら、それを素早く解消させ、試験が楽しみになるようにして下さい。