中3受験生が夏期講習を有効なものにするために

今週で公立中学校ではテストが終了します。7月となり、いよいよ夏期講習期間が目前に迫ってきました。受験生は以前からよく「夏は受験の天王山」と言われています。そのようなことから、夏に向けて意識も高まっている人も多いと思います。

終業式を迎えるまでにどのように過ごすか

先程も述べたように、テストが終わり、少し一息ついている時期だと思います。さて、ここから2週間ほどの終業式前までの過ごし方が大切です。

夏期講習に向けて、皆さん各自でそれぞれ学習目標を設定しているかと思いますが、その夏期講習をより有効なものにするために肝心なのは、実はこの時期での取り組み方が重要になってきます。

まず、実施された定期テストで自分の学習内容の定着度を把握しておきましょう。直近の学習内容の修正は英語や数学では比較的取り組みやすいはずです。今一度、学校の定期テストの解き直しなどの再確認を行いましょう。

それに対して、例えば、理科のイオンと1年生時に学習した地震、社会の大正時代と1年生時に学習した世界地理などといったように、直近の学習内容が以前の学習単元との関連性が弱い教科があります。このような教科では、各自が苦手している学習単元を確認しでくことが重要です。先月受験した愛知全県模試の状況を確認して、模試問題の再確認を行って下さい。受験時には出来なかった問題が出来るようになっている場合もあれば、逆に模試受験時には出来ていた問題が、今出来なくなってしまっている場合も想定されます。このような確認を行ことによって、もう一度、この夏に各自が改善を図る学習単元を見出していきましょう。

個人懇談会実施期間中は大きなチャンス

7月の終業式前には個人懇談会が実施されます。実施期間中は学校の授業は半日で終了します。また、部活動の再登校は15時以降になってくる場合が多いかと思います。この再登校前までの数時間を有効活用しない手はありません。ここでは、先に述べたテストや模試の再確認、夏期講習の宿題などを積極的に進められる絶好の機会です。普段は部活動の関係で平日午後の時間で学習時間を確保することが難しいと思います。この3~4日間の午後の時間をいかに上手く使うことによって、夏期講習をより効果的なものに変えることが出来ます。是非、このことを意識しておきましょう。

学校の夏期休業期間中の宿題は?

学校での課題提出はお盆明けの全校出校日となっている場合が多くなるかと思います。提出期限は先であっても、主要5教科の課題は、7月中に終わらせるようにしましょう。もし、夏期休業前に配布された教材があれは、7月16日・17日の連休中で進めておきましょう。ここで学校の課題をある程度終わらせるために、先程も述べましたが、個人懇談期間中に夏期講習の宿題などに取り組んでいきましょう。

おわりに

中3生にとって夏期講習は、これから来たるべき高校受験に向けて「スタート地点に立つため」の重要な準備です。大規模で開催されるマラソン大会をイメージしてみて下さい。東京マラソンなどは、オリンピックを目指す一流選手、海外からの実績のある選手は「招待選手」として、スタート地点で前の位置に並ぶことが出来ます。それに対して、一般参加の市民ランナーの場合はそ後ろの方に並ぶことになります。ですから、スタートの号砲後、すぐに走り出すとは出来ません。ですから、走り出す前から、既に大きな差がありますよね?夏期講習は高校受験においては、走り出す前のスタート地点で良いポジションを取ることが目標になります。中3生は2学期以降の学習内容も重要単元が多いですし、内申点の観点からも2学期での学校成績の事も意識していかねかればなりません。2学期以降からの本格的に受験モードで走り始める時期に向けてのポジショニングが重要になります。その位置を良いところにするために必要なことは、3年生1学期までの学習内容の定着度をどれだけ高められるか、になります。敬倫塾の中3生の夏期講習は、これらを網羅するためにしっかりと時間を確保しています。早速、各自の状況を再確認した上で、準備に取り掛かっていきましょう。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。