HOMEはじめに塾長提言 > 2010年6月15日号

敬倫塾からの提言

もう一つの敬倫塾 2010年6月15日号

居合道 日本古伝風姿無想会 敬倫塾
  大阪府堺市宮山台2-3-1 多治速比売神社内

 この塾のホームページによると、敬倫塾は、全ヨーロッパで武士道文化を教えているそうです。日本では、神社で毎月第1,第2,第4,第5日曜日に、柔術、棒術、半棒術、剣術、居合術を教えています。
 この塾では、塾名の由来についてこう書いています。

 「敬倫塾の敬とは相手を敬(うやま)うこと、倫とは友ということで、善く学んで人格の向上を図り、良く錬磨して強く正しく永遠の成長を目指す人を友に持つ、切磋琢磨する人々が互いに友として認め合う。これを敬倫(けいりん)と名付けます。」

 私はインターネットでこの塾を知り、名前の由来についての記事を見て感激してしまいました。私も同じような考えで、自分の塾に「敬倫塾」という名前を付けたからです。
 ところで、敬倫塾では、生徒達に勉強を教えているだけでなく、先生達も一緒に勉強しています。自分達の技量を磨き、少しでもわかり易く指導したいという気持ちで、多くの先生達が勉強会に参加しています。これは、あくまで自主参加です。本校から、磯部先生、伊藤先生、白井先生、山田先生、鳩岡校からは森先生、黒川校からは高橋先生、白壁校からは津田先生が出席していて、総勢8人です。今年で4年目ですが、まだまだこの勉強会は続きます。また、英語の勉強会も行われています。こちらは、本校から安藤先生、大森先生、鈴木先生、黒川校からは米田先生、白壁校からは海野先生が出席して、総勢5名です。敬倫塾に集まっている先生達は、ただ仲が良いだけでなく、絶えず修行しているといえます。
 ところで、私は昨年、中学生用に英語・数学の個別指導教材を作成しました。毎日、授業をする時間以外は、殆どの時間がその作成のために使われました。今年は、数学の参考書の青チャート「数学V+C」を徹底的に解こうとしています。「食わず嫌い」という言葉がありますが、私は以前「青チャート」が余り好きではありませんでした。解説が丁寧でないことから、むしろ避けていました。ところが、東海高校・滝高校・明和高校では、そこからの出題が多いのです。そのため、思い切って、「数学V+C」の全問を解くということを時間ができたら挑戦してみようと思っていました。そして今年の4月に、その機会は到来しました。毎日、最低でも3時間は、それで勉強しています。約2ヶ月が経ちますが、とても良い参考書であることがわかりました。しかし、決してわかりやすい参考書とは言えないので、誰にでも勧めることはできないと思っています。今年は、高校3年生の数学VCの指導教材に選定し、生徒達を鍛えようと思っています。私は今、学ぶ楽しさに浸っています。

敬倫塾塾長 加藤敬志
2010年6月15日号